若い芽を伸ばす

 目に青葉山ほととぎす初鰹。五月の風物詩だ。この時期の鰹は脂がのって、とてもおいしい。柏餅や粽など、日本の味覚を、あなたは好きですか?わが国では古来から、食べ物を包む慣習がある。木の葉を使うという生活の知恵だ。防腐効果もあり、病気を避けられる。

 先日、日本最古の処方箋が奈良県明日香村で見つかった。古き万葉の時代、飛鳥京でのエピソードを紹介しよう。623年5月5日に、推古天皇が「薬猟(薬狩り)」をしたという。薬となりうる草や木を捜したり、鹿の角など動物の狩りを行ったのだ。この日を記念して、「クスリの日」となった。なお、クスリの語源には「苦しさが去る」という意味で、「苦去り」という説がある。他には「病気が悪くなるリスクを減らす」という意味で、「リスクを逆さまに読んでクスリ」という新説があるという!本当かな?

 5月5日は「こどもの日」。こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる日である。さらに、栄養豊かな海水が育てる「わかめの日」でもあるという。ちょうど新ワカメが市場に出回る時期。徳島の名産として知られ、健康食としても注目されている。ワカメには、子供の成長・発育に欠かせないミネラルやカルシウムなどが多く、若芽のように子供が健やかに育っていくこと、間違いなし。

 ワカメは、漫画のサザエさんにも登場する。元気なワカメのように、子供は輝かしい将来に向けて、レッツゴーゴー。

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