* 恋の浜辺
海は広いな 大きいな
月が昇るし 日が沈む
海は大波 青い波
揺れてどこまで 続くやら
子どもの頃に歌った懐かしい
曲「うみ」。
目を閉じると、波の音、かもめの声が聞こえてくるようだ。海の季節、7月がやってきた。10日は海開きで、20日は国民の祝日「海の日」である。この機会には、いつも忙しくしている人も、海や山に足を運び、自然に親しんでほしい。
さて、暑い夏は若者にとって恋の季節でもある。デートに行くなら、海がいい。マリンスポーツで汗をかき、一緒に楽しもう。夕方には、水平線に沈む夕日を眺めながら、カクテルグラスを傾ける。夏の夜は、月に照らされた浜辺を、腕を組んで歩きながら、語り合うとよい。
傍らには、うち寄せる波。波の音を聞くと、人はなぜか、懐かしい気分になってしまう。無意識であっても、遺伝子に刷り込まれた太古の記憶が、甦ってくるからだろうか。また、波のリズムには心地よい揺らぎがあり、心が癒されるものだ。
歌人の与謝野晶子は「海恋し潮の遠鳴り 数えては 少女となりし 父母の家」と詠んでいる。二人の愛が熱く燃えあがり、ゴールインすることも。カップルに西洋の言葉を送ろう。「海はいかなる川をも拒まず」。心が広い家庭は、どんな流れがやって来ようと、ぐっと受けとめることができる。いちど、海へ出かけ、大海の懐の深さを肌で感じてはいかがだろうか。
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