心は強く
心は強く
20世紀末から21世紀の初頭には様々なことがあった。
昨年末には敬宮愛子様がお生まれになられ、誠に喜ば
しい限りである。
2002年となった。実は本日1月5日に生まれたのが
夏目漱石。「三四郎」は漱石の自伝的な小説として知ら
れている。田舎の高校を卒業して東京の大学に入り、
新しい空気に触れた。当時は混迷後の急激な経済発展
の時期。「凡ての物が破壊されつゝある様に見える。
さうして凡ての物が同時に建設されつゝある様に見える」
と。 現代も同様に、経済や世界情勢は不安定だ。でも
「こころ」はしっかりと持ちたい。漱石の小説「こころ」
の主人公も、我慢と有言実行の心を有していたようだ。
1月は睦月と呼ばれる。睦みあう、仲良く親しみあう
という意味だ。新しい年を、老いも若きも、みんなで
集い合いたい。男の子は度胸、女の子は愛敬(嬌)。
仁と礼の心を持ちすくすくと育つ、良き年になってほしい。