インドの数学
インドの数学
日進月歩のコンピュータ業界。IT産業が世界経済に大きく
影響し、驚くほどの速さで世の中が変わりつつある。何か
不思議な感じ。目に見えず、手に取れない物に巨万の富が
内在するからだ。日本はグローバルな動きについていける
だろうか?
この業界のトピックスは、インド出身コンピュータ技術者
の優秀さ。インド工科大学には、是非とも卒業生を欲しいと
世界中からの申し出が殺到している。入学競争率は50倍と
狭き門。合格した子供たちは、貧困から脱出するため、命を
かけて数学を学ぶ。ハングリー精神が全く違う。自分の人生
と家族の将来がかかっているからだ。政府も、国力を高める
ために、国際的な激しい競争にも勝てる人材を育てている。
さて、わが国ではどうだろうか。いじめ、不登校、引き
こもりなどの問題が山積み。子育ても子育ちも難しい。
新学習指導要領では、ゆとり教育や創造精神の再生を目指す。
総合的な学習の時間を設け、知識・理解よりも関心・意欲・
態度など「生きる力」に評価が移りつつある。しかし実際
には、勉強習慣がなくなってきたのが大きな問題だ。
ちょうど新学期が始まったばかり。教育改革により、
子供たちが感性豊かに伸び伸びと育ってほしい。ただ、
円周率が3.14から約3になるなど、カリキュラムが優しく
なり過ぎた気もする。インドの子供達に太刀打ちできる
だろうか、と私はちょっぴり不安。あなたはどう思われ
ますか?